2013年1月25日金曜日

パズドラ,ケリ姫,オデッセイ……ヒットが続くガンホーに,一体何が起こっているのか体制の変化と内情に

 古くからの読者であれば,「ガンホー?オンライン?エンターテイメント」(以下ガンホー)といえば,(RO)であり,ECO()であり,昨今であれば「」でありと,強力な作品を擁するオンラインゲームパブリッシャーとしての印象が非常に強いだろう。  しかしむろんこれはガンホーに限った話ではないがROもECOもすでに相当古いタイトルであり,過去を紐解けば,ポトリス2,A3,TANTRA,ヨーグルティングなど,オンラインゲームの歴史に埋もれていった作品も多い。途中,ニンテンドーDS用ソフトの開発をしてみたり,プレイステーションアーカイブスに手をつけてみたり,いろいろな方向に手を広げてはいるが,アグ ブーツ,結局のところガンホーという会社は,外から見る限りは「古い作品で稼いでいる会社」であったわけだ。  むろん,それが悪いという話ではないし,ダメだという話でもない,Diablo 3 Gold。なにより,稼げる古い作品を2つも持っていて,それらが現在でもしっかりしたビジネスとして成立していること自体が希なケースなのだ。  しかし,2006年から2010年にかけての5年間でサービスしたオンラインゲームはわずか2作品で(うち一つは携帯向け),会社の規模を考えると「ちょっと元気がなかった」印象はぬぐえないし,誤解を恐れず暴言であることを承知で言うならば,昨今のガンホーは「RO以外のものを持っていないパブリッシャ」だったのである。……ついぞ1年前までは。  遡ること1年ほど前から,ガンホーの進撃が始まる。  2011年10月にアクワイアを子会社化,同月にPSP用の「」を発売,さらに同月には,ブラウザゲーム「」をサービス開始。11月にはスマートフォン用ゲームの「」をサービス開始,2012年2月にはVita用アクションゲーム「」を発売,同月にスマホ用「」をサービス開始,さらに同月に,同じくスマホ用「」をサービス開始,さらにこの8月には,NHNと共同でVita用オンラインゲーム「」を発表している。  今までの5年間はなんだったのかと思うほどの激しい動きを見せており,しかもこのわずかな期間で,「ケリ姫」「オデッセイ」「パズドラ」など,世に広く知られる作品も多く登場している。作品アウトプットのスパンや,それらの実績を鑑みても,過去5年間とこの1年間は,もはや別な会社だと言っても過言ではないだろう。  では,ガンホーに一体何が起こったのだろうか。その疑問をそのまま,代表取締役社長 CEOの森下一喜氏に聞いてみることにした
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