スマートフォンの普及と並行して問題になっているモバイルネットワークのトラフィック増加。それに歯止めがかかることになるかもしれない。 NTTドコモや韓国のKT,aion RMT,フランスのOrange,アメリカのVerizon Wireless,イギリスのVodafoneなど,世界各国の大手キャリアが賛同している携帯通信事業者の業界団体GSMA(GSM Association)は,スペインで開催されているMobile World Congress 2012に合わせ,現地時間の2012年2月27日,スマートフォンアプリの開発者に向けたソフトウェア開発ガイドライン「Smarter Apps for Smarter Phones!」を。 Smarter Apps for Smarter Phones!は,スマートフォンの爆発的な普及に伴い,常時通信を行うアプリなどによって,通信事業者のネットワークに前例を見ないほどの負荷がかかっているという現状を解決すべく打ち出されたものとのことだ。 ガイドラインには,iOS,Android,Windows Phoneのそれぞれに向けてネットワークに優しいスマートフォン向けアプリを開発するための方法が具体的なコードとともに記載されている。それに従ってアプリを開発することで,「開発者はターゲットとするプラットフォーム上のアプリにおいて,ワイヤレス接続を最適化し,帯域幅を効率的に利用できる」だけでなく,「より向上したユーザーエクスペリエンスを提供し,ダークブラッド RMT,端末のバッテリー駆動時間も長くすることができる」という。 今回発表されたSmarter Apps for Smarter Phones!に基づいて開発されたアプリが増えれば,モバイルネットワークの負荷軽減につながるというのがGSMAの目論見である。世界レベルで取り組みが始まるというのが大きなポイントといえそうだ。将来的にはスマートフォン向けオンラインゲームにおいても,ネットワークのレスポンスが向上したり,バッテリーの消費が抑えられ,長時間のプレイが可能になったりするかもしれない。 なお,この計画を推し進めるべくGSMAは,開発者向けに「Smarter Apps Challenge」コンテストを開催すると発表。すでに。今回発表されたガイドラインに沿った形であれば,プラットフォームは問わず,誰でも応募可能だ。 エントリーはSmarter Apps Challengeの特設サイトから行え,最も優れた開発者には1万ドルの賞金が贈られるとのこと。締め切りは2012年5月16日20:00(米国柌繕藴蕰r)となっており,2012年6月20?22日に上海で開催される「GSMA Mobile Asia Expo」にて,上位3つのアプリケーションとその開発者が表彰されるとのことだ。
関連トピック記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿